アデニア・グラウカ
Adenia glauca
アデニア・グラウカは、トケイソウの仲間で、ツルのように伸びていく茎には、ほかの植物に絡まるような巻きひげがあります。
株元が、水分を貯める貯蔵タンクになっていて、丸く太った姿が魅力的な、コーデックスの入門編としてはおすすめの植物です。
黄色の小さな花が咲いて、とてもいい香りがします。
オス株とメス株があって、同じような花なのですが、おしべがあるか、めしべがあるかで見分けます。
どうやって育てるの?
アデニア・グラウカは夏型の植物です。
春から秋は、屋外の日当たりのいい場所で育てますが、真夏は、日焼けを起こさないように、強い日光を避けて、少し遮光をして管理します。
風通しのいい場所に置いてくださいね。
気温が10度以下になったら部屋の中に置きます。
冬の間は、完全に断水します。
葉が黄色くなって落ちますが、心配いりません。
春にはまた、小さな葉が芽吹きます。
春、休眠期から目覚めると、こんなにかわいい新芽を展開してきます。
徐々に水やりを増やしましょう。
水やりは?
春から秋にかけての成長期は、鉢の中の水分が完全に乾いたら、たっぷりやります。
コーデックスや多肉植物は、土の表面ではなくて、中まで完全に乾いてからあげるのが基本です。
春の休眠期から目覚めるときは、徐々に回数を増やしていくようにします。
秋の休眠期に入る時も同様に、徐々に水やりを減らして慣らしていきます。
増やしかたは?
春から夏にかけての成長期に、茎をカットして土に挿す、挿し木でも増やすことができますが、やはりおすすめは、種から育てることです。
種から育てると、塊根と呼ばれる、株元の膨らんだ部分がよく太り、コーデックス本来の魅力が引き立ちます。
種をつけるには、オス株とメス株の両方が必要です。
種がふくらむと、ワクワクもふくらみますね~!
「コーデックスってなんかむずかしそう。」って思っているかた、ぜひ、今の成長期から始めてみてくださいね。