エケべリア・ドドリー
かわいい「こぶエケ」エケベリア・ドドリー
こぶエケ(こぶが出るエケベリア)と聞くと、どんな印象を持たれるでしょうか?
こぶエケは、その独特な姿から「ちょっと苦手・・・」という方もいるかもしれません。
でも、エケベリア・ドドリーのこぶは、丸くて小さい水玉みたいで、こぶエケのイメージをくつがえす、とびきりのかわいらしさです!
そのかわいらしい、「こぶ」なんですが・・・
「買ってきた時にはこぶがあったのに、こぶが無くなった・・・」なんてことはありませんか?
こぶをきれいに出すには、ちょっとコツがいるんです。
ドドリーは、まだそれほど数は販売していません。
(たにっくん工房が独占販売でしたね!)
なので、まだ育てている方は少ないと思いますが、「これから育ててみたいなぁ」という方も必見!
プロの栽培家が、こぶを出すコツ全部教えます!
エケベリア・ドドリーとは?
Echeveria elegans 'Dodolee'
エケベリア・ドドリーは、韓国の、Succulents Factoryで作出されました。
作出者のイ氏が、エケベリア・エレガンスを、4,000粒実生して、その中の3本に突起(こぶ)が出ました。
その3本の中で、いちばん強く突起が出た、たった1本を選抜して、増やしたエケベリアです。
まさに奇跡のエケベリアです。
ドドリーにこぶを出すコツとは?
子株をはずして1年目のドドリー
ドドリーは、古株になるほど、こぶが出やすいという性質があります。
では、まだ小さい株のドドリー、子株をはずして1年目のドドリーから説明します。
子株から育てて、1年目のドドリーは、ふつうのエケベリアを育てるのと、同じ管理で栽培します。
でもまだ、この段階では、こぶが見当たりません。
この段階では、健全な株に育てることに専念しましょう!
子株をはずして2年目の、ドドリーを育てるポイント
ドドリーの子株をはずして、2年目の育て方が、重要なポイント。
まず、2年目は、植え替えしてはいけません。
植え替えして、根を整理したり、新たな用土に植え替えると、こぶは出なくなります。
そして、もうひとつ、鉢の中の肥料成分が完全に無くなることがポイントです。
じゃあ、最初から肥料いらないの? 肥料なしで育てたドドリー
「じゃあ、最初から肥料いらないんじゃない?」って思われた方もいるかもしれませんが・・・
これは、肥料なしで育てたドドリーですが、こぶは見当たりません。
残念ながら、この方法では、だめですね。
ドドリーにこぶを出すポイント3つ
では、おさらいです。
ドドリーにこぶを出すポイントです。
- 子株をはずして1年目の株は、こぶは出ないので、健全な株に育てることに専念する。
- ある程度成長した株(2年管理した株)は、1年間植え替えはしない。
- ある程度成長した株(2年管理した株)は、肥料が残らないように気をつける。
もちろん、適切な環境で育てていることが前提です。
この3つのポイントを試してみて、それでもこぶが出ないという方は、もう一度、エケベリアに適した栽培をしているかどうか、確認してみてください。
たにっくん工房とエケベリア
エケベリアって、ちょっと日当たりが悪いと徒長したり、栽培する環境に、左右されやすい多肉植物です。
育てる人が違うと、同じ品種でも、全然違うものに見えたりすることもある、とても繊細な多肉植物なんです。
簡単に言うと、ピカピカに美しく育てるのが、とてもむずかしい植物だということです。
最近、エケベリアを好きになったという方は、「たにっくん工房がエケベリア⁉」と不思議に思う方も、いらっしゃるかもしれませんね。
でも私たちは、ず~っと長い間、エケベリアをメインに栽培してきました。
なので、今までに培った経験により、エケベリアを美しく育てる、独自のノウハウは、たくさん持っているつもりです!
今後もブログなどで発信できればと考えています。
ぜひ、かわいいエケベリア・ドドリーを育ててみてください!