チレコドン 群卵
コロンとしたかわいらしい楕円形の葉が、たくさん集まったチレコドン・群卵(ぐんらん)。
その名の通り、小さなたまごがたくさん集まったような雰囲気の多肉植物です。
そして、群卵は冬型の植物なんです。
冬型って⁉チレコドンって⁉
あまりなじみが無い方も多いかもしれませんが、そんな植物の育て方を見ていきましょう。
成長期と休眠期
成長期の管理
秋が始まる頃から、葉を出し始める群卵。
成長期の始まりです。
10月頃からは、ピンクのかわいい花を咲かせます。
その後、葉がモリモリぷくぷくと茂り、こんもりとした、かわいい姿に成長していきます。
植え替えは、新芽が出る前の9月~10月に行います。
肥料分のある、多肉植物用の培養土で大丈夫です。
休眠から目覚めるときの管理
休眠明けの10月頃になると、かわいい新葉が出てきます。
これが、水やりを再開するタイミングです。
この時期から、水やりを始め、成長とともに、水の量もたっぷりと増やしていきます。
その後は、鉢中の土が乾ききってから、たっぷり水やりをするという、メリハリのきいた水やりで管理すると、7月の始めくらいまで、このかわいい姿を楽しむことができるんです!
休眠明けを失敗した株
しかし、休眠から目覚める10月頃の管理がうまくできないと、枯れてしまう可能性もあります。
休眠から目覚めるときに、水が足らなかった株です。
残念な姿に・・・
失敗も勉強の内・・・と思って来年がんばる!!
と言い聞かせる( ^ω^)・・・
休眠期の管理
気温が上がって、7月くらいになると、葉が落ち、休眠期に入ります。
徐々に水やりの回数と量を減らしていきます。
置き場所は、風通しのいい、明るい日陰に移動します。
まだ小さい株は、完全に断水しないで、1ヶ月に1度くらい、表面が湿るくらいの軽い水やりをする方がいいでしょう。
増やし方
挿し芽で簡単に増やすことができます。
伸びた枝をカットして、なるべく肥料分の少ない土に挿します。
肥料分の少ない培養土でも可能ですが、赤玉土単体や、バーミキュライト単体に挿し芽する方が、成功率が上がります。
根が完全に出たら植え替えます。
鉢上げするときの土は、普段使っている、水はけのいい多肉植物用の培養土で大丈夫です。
何年も上手に育てると、大群生株になり、かわいく、かつ迫力ある姿を楽しむことができます。
チレコドンの中でも育てやすく、花もかわいく、じっくり大株に育てるという楽しみがある植物です。
冬型植物の入門編としてもおすすめです!